栄養サポートチーム

栄養サポートチームとは

栄養サポートチームとは、Nutrition Support Team=NSTとも呼ばれる、多職種による栄養管理のためのチームです。

近年、栄養管理の重要性が取り上げられておりますが、栄養管理といっても、様々な要因が関わり合っており、多方面からのアプローチが必要ということで、多職種のスタッフがチーム一丸となって取り組むべきとされたことから、NSTが生まれました。

当院では、2007年2月に結成され、入院中の低栄養の方や栄養管理に問題を抱えている方を対象に、チームとして介入しております。

栄養サポートチームメンバー

医師 8名(歯科口腔外科1名含む)
看護師 17名
薬剤師 2名
臨床検査技師 3名
管理栄養士 3名
リハビリ 5名
歯科衛生士 1名
臨床工学技士 1名
事務 2名

総勢42名

活動内容

全病棟の患者さんに対し、毎週火曜日と木曜日に分けて、午後約1時間~1時間半ほど、メンバー(各職種が必ず参加)でカンファレンスと回診を行なっております。

事前に、血液検査と食事摂取状況、栄養管理の状態などでスクリーニングをかけ、問題がある患者さん(低栄養の方、食事が進まない方、嚥下機能が落ちて食事摂取が困難な方、褥瘡が治りにくい方など)を抽出し、活動日にカンファレンスで検討し、回診で診察後、栄養管理方法を決定します。

NSTで推奨された栄養管理方法は、必ず主治医の先生方に伝達され、主治医の先生の方針に即した形で反映されます。平成27年度のデータでは、NSTが介入し、主治医の先生の方針に反映された場合、70%以上の方の栄養状態が改善しました。

NSTは、入院された患者さんが、安心して病気の治療に専念できるよう、栄養管理の面でサポートしていきます。