ご利用別のご案内

放射線治療科

診療科

診療科の概要

  • 放射線治療は外科手術、抗がん剤を用いた化学療法とがん治療の三本柱の一端を担っています。リニアック装置を用いて制御された放射線を高精度に人体に照射して治療を行ないます。単独あるいは他の治療を併用してがんを完全に治す事を目的に行なう根治的放射線療法と例えば骨転移による痛みの症状を軽減するための緩和的放射線療法があります。また、令和8(2026)年から放射性物質を用いた先進的な放射線リガンド療法(RLT)も行っています。 医師、看護師、放射線技師、事務とチームを組んで診療業務に取り組んでいます。


TrueBeam(トゥルービーム) Varian(バリアン)社

診療内容・特色

安心、安全で、高精度の放射線治療を提供します

  • 放射線治療は令和6(2024)年にVarian社製True beamが導入されました。治療前の画像と治療するときの画像を重ね合わせて微調整できる画像誘導放射線治療(IGRT)強度変調放射線治療(IMRT)、定位放射線治療が可能になりました。放射線リガンド療法(RLT)はルテチウム―(177Lu)を用いたプルヴィクト(PSMA陽性前立腺がん)とルタテラ(神経内分泌腫瘍)の2種類のお薬での治療が可能です。




皮膚マーカーレス(位置合わせを行うためのマーキングを行いません) 

  • 従来は、治療期間中、治療位置を再現するために、皮膚表面にマジックで線を引いたり、テープを使用して皮膚マーキングを行ってきました。しかし、IDENTIFY体表面モニタリングシステムを使用することで光学カメラと3Dスキャナーを用いて、患者の体の表面形状をリアルタイムで認識できるようになったため、治療計画に基づく位置合わせを行うための従来の皮膚マーキングが不要になりました。
    治療中もリアルタイムで位置管理が行われるため、一貫した精度の高い治療が実現します。


〜特徴~
・マーカー描写による見た目のストレスがない
・再描写によるストレスがない
・治療中の体動観察(安全・高精度化)
・治療時間の短縮

主な疾患・症状・治療法

SGRT(体表面画像誘導放射線治療)

  • IDENTIFY体表面モニタリングシステムを使用して、リアルタイムで患者体表面を3Dカメラで監視し、微小な動きを正確 に検出しながら照射する技術です。特に乳がんや肺がんなど呼吸による体の動きの影響を受けやすい治療において有効です。
    左乳がん放射線治療を行う際に、患者さんに息を大きく吸ってもらうことで物理的に乳房と心臓の距離を離して照射を行う「深吸気息止め(Deep inspiration breath hold; DIBH)照射」行うことが可能になりました。



肺がんに対する定位放射線治療(SBRT)

  • 肺がん定位放射線治療(SBRT:Stereotactic Body Radiotherapy)は、がん病変に放射線を高精度に集中照射する治療法です。従来の放射線治療と比べ、照射範囲を最小限に抑え、正常な肺や周囲臓器への影響をできるだけ少なくし、少ない回数(通常3~8回)で治療を完了できることが特徴です。

    ~このような方に適しています~
     •早期肺がんと診断された方    
     •高齢や持病などにより手術が難しい方    
     •手術を希望されない方    
     •再発・転移が限局している方(医師の判断によります)
    ※適応は病状や全身状態により異なります。詳しくはご相談ください。


~当院の定位放射線治療の特長~
1. 高精度な治療計画CT(4DCT)・画像解析技術を用いて、がんの位置・動きを正確に把握し、一人ひとりに最適な治療計画を作成します。
2. 呼吸によるズレを考慮した照射肺は呼吸によって動く臓器です。当院では、呼吸性移動を考慮した照射技術を用い、安全性と精度の両立を目指しています。
3. 短期間で通院負担を軽減、治療は外来で行うことが多く、入院の必要がない場合もあります。仕事や日常生活を続けながら治療を受けることが可能です。



RTIG(画像誘導放射線治療)

  • 画像情報を用いて位置合わせを行う技術です。治療寝台に患者さんが寝ている状態で撮影したX線画像、CT画像や体表面情報から骨・腫瘍・正常臓器の位置情報を把握し、位置補正しながら治療を行います。また、寝台に6軸補正機能が付属しており、体の微妙な捻れや曲がりをX線画像と照合し、最大限一致させる技術で治療を行なっています。



緩和的放射線治療

  • 進行がんや転移がんの患者に対し、生活の質を改善するための治療です。痛みの緩和や腫瘍による圧迫症状の軽減を目的とし、治癒が難しいケースで行われます。

    目的:がんによる痛みや身体症状(疼痛、出血、脊髄圧迫による麻痺など)の改善で、QOL(生活の質)の向上、維持を目指す
    適応:がんの原発部位や転移部位に対して、短期間で治療を行う
     治療期間例:30Gy/10回、20Gy/5回、8Gy/1回

実績

品質保証・品質管理

  • 最新の技術と装置を維持するため、計画的にメーカーによる保守点検、各種ガイドラインに即した品質保証・品質管理を行っています。
    第3者出力評価機関による放射線出力測定を行い安全な放射線治療を提供しています。
    また、治療計画装置で作成した患者さんの個々の治療プランを安全かつ正確に行われるか、放射線量の測定など、検証作業を行っています。

放射線治療施設について

プライバシーへの配慮

  • 治療期間中、治療棟に隣接している専用駐車場(期間中無料)を利用することが出来ます。正面玄関口を通らず、病院後方にある入口を利用できるため、多くの人に接すること無く通院することが出来ます。



短い治療滞在時間

  • 外来治療センター受付(16番窓口)で、受付と会計が行えるため、外来通院される場合、約30分(受付、治療、会計)の滞在時間で毎日の治療を行うことが出来ます。

スタッフ紹介

  • 砂川 好光

    常勤

    砂川 好光

    すなかわ よしみつ

    役職

    常勤嘱託
    放射線治療科部長(診療科主任)

    専門

    放射線治療専門医

    博士号・認定医等

    • 日本放射線腫瘍学会放射線治療専門医
    • 日本医学放射線学会放射線治療専門医
    • 日本医学放射線学会研修指導者
    • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
    • 厚生労働省健康局緩和ケアの基本教育のための都道府県指導者研修修了
  • 非常勤

    篠﨑 美緒

    しのざき みお

    役職

    嘱託医師(治療)

外来診察予定表

放射線治療 砂川
(午前)
篠﨑
(午前・午後)
砂川
(午前)
砂川
(午前)

都合により診察担当医を変更することがあります。

以下は、各診療表の凡例となります。

赤字 | 院長・名誉院長・副院長・診療部長を示します。
青字 | 非常勤医師を示します。
《》 | 専門外来も兼ねています。

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