チーム医療
当院では、患者さんの手術後のつらい痛みをできるだけ和らげ、安心し回復に専念していただくために、「術後疼痛管理チーム」が活動しています。
このチームは、医師、看護師、薬剤師など、痛みの管理を専門とする多職種のスタッフで構成されており、患者さん一人ひとりに寄り添ったケアを提供しています。
麻酔科の診察の際に、手術後の痛みの管理方法について分かりやすくご説明します。不安なことや疑問に思うことがあれば、何でもお尋ねください。
術後数日間、スタッフが病室にお伺いし、以下のことを確認します。
お話を伺いながら、お薬の量を調整したり、副作用を和らげるお薬を使ったりと、患者さんができるだけ快適に過ごせるよう、専門的な視点からサポートします。
当チームでは、手術を受けられる患者さんの中で、特に専門的な痛みの対策が必要となる、以下の患者さんを重点的にサポートさせていただいております。
タバコを吸っていると、痛みを強く感じてしまったり、術後の傷の治りが遅くなったり、術後に肺炎を起こしたりといった弊害が生じやすくなります。
そのため、手術前4週間は禁煙をお願いしております。
難しい場合は2週間だけでも、がんばって禁煙をして手術に挑みましょう。
また、手術後の痛みは、我慢することで回復を遅らせてしまうこともあります。「痛い」と感じることは、身体が発している大切なサインです。痛みを感じたら、決して我慢せず、看護師にお声がけください。
お薬には副作用もあるため、患者さんの状態によっては十分な量を使えないことや、一定間隔を置かないと再度使用できない場合もございます。できるだけ痛みを取れるように努めてはおりますが、全ての痛みを取り除くことは難しいという点だけご留意ください。