さくら通信 第18号

お正月が過ぎ、寒さも本格的となってまいりました。
本年もスタッフ一同、皆様の健康・そしてよりご満足いただけるケアの提供を目指し、頑張っていきたいと思います。

ごあいさつ

新年あけましておめでとうございます。
新病院に移転し、名称を那須赤十字病院に変更して4年半が経過しました。当院では、地域の皆様の多様なご要望に対応できるよう、施設の整備や職員の教育に努めております。
正常に妊娠期間を経過され、自然分娩をご希望される方のためにバースセンターを設置しておりますが、おかげさまで徐々に利用される方が増えているようです。

外来や産科病棟においては、合併症を有する妊婦の方々にも対応できるよう小児科をはじめ多くの診療科の医師や医療スタッフとの連携がとれるよう体制を整備しております。また、硬膜外麻酔による無痛分娩も本年より再開することとなりましたので、ご希望の方は主治医にお申し出ください。
当院ではできる限り皆様のご希望に沿い、安全な医療・助産を提供したいと考えております。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
産婦人科部長 白石 悟

あけましておめでとうございます。
皆様 新しい年をどのようにお過ごしですか。産科病棟では平成28年末の31日に、バースセンターで元気な女の子が生まれました。
その後、年が明けての元日ベビーは生まれませんでしたが、5日以降出産ラッシュが続いておりスタッフの嬉しい悲鳴があがっています。
平成28年は出生数が100万人を割ったというニュースが流れました。しかし当産科病棟及びバースセンターでは、赤ちゃんの元気な泣き声や、ママ、パパたちの笑い声がいつも賑やかに聞こえています。
今年も入院される皆様が「この病院をそして産科病棟を選んでよかった」と言っていただけるようにスタッフ一同力を合わせて頑張っていきたいと思います。鳥のように大きな羽で新米ママを温かく包んで、そして小鳥たちが元気に羽ばたいていけるように心をこめて看護させていただきます。
バースセンター係長 橋口 律子

赤ちゃんの事故防止

昨年、朝日新聞が「小さないのちを守りたい」と、過去10年間のデータを元に、調査・分析した結果が公表されました。
子どもの成長によってリスクは変わってきます。

赤ちゃん0歳…睡眠中の事故が多い

・乳幼児期には、うつぶせ寝は避ける
・添い寝時に寝込まない(お母さんも休息をとりながら授乳できるスタイルとして添え乳があります)
・寝ているそばに、乳児の口を覆うようなものを置かない。
・乳児が寝ている上にものをつるさない
・乳児用ベッドの柵はいつも上げる
・敷き布団は、顔が潜り込まない硬さを選ぶ

1~2歳の歩き始め、食べ始めの時期…自宅での事故が多い
・子ども一人だけで入浴させない
・浴槽で足入れつき浮き輪や首浮き輪は使用しない
・浴室のドアを閉めたり、鍵をかけたりして入れないようにする
・浴槽の縁の高さ50㎝以下だと、乗り越え転落するリスクがある
・子どもが2歳になるまで残し湯をしない
・子どもの食事中はいつもそばにいて観察する

3歳頃からは、外遊びが多くなる…屋外での事故が増える
階段に転落予防の柵をつけたり、ベランダや窓の手すり柵の高さは90㎝以上にするなど事故の原因や背景から検証されている防げる事故から学びたいと思います。

災害に備えよう

いざという時に、家族の身を守るためにも、日頃からの備えが大切です。

〈非常持ち出し品を準備しよう〉
災害時は電気、水道、ガスなどが使用できなくなる場合や避難所での生活を余儀なくされる場合があります。最低3日分程を常備しておき、いざという時に持ち出せるようにしておきましょう。
母子健康手帳、内服している薬(張り止めなど)
ナプキンなども常備携帯しておくようにしましょう。

〈家族や近隣者と災害を想定し、話しあう〉
お住まいの地域の避難場所や医療機関の確認をしておきましょう。

〈住宅の安全対策をしておこう〉
落下物や家具の転倒防止をしておきましょう。

編集後記
今年は酉年です。幸せをたくさんとりこみ、そして大きく羽ばたけるよう、皆さんを応援していきたいと思います。
発行:4階西病棟


2017 元旦 産科病棟よりみる初日の出