院長挨拶

マイタウン・マイホスピタル ~地域に根ざし、ともに歩み、心ふれあう病院に~

当院の基本理念として皆様に信頼されるより良い病院を目指して参ります。

院長

 当院は、雄大な那須連山や美しい八溝の山々に囲まれた、豊かな自然環境に恵まれた広大な那須野が原に立地し、栃木県北最大の公的医療機関として日夜診療に励んでおります。当院は元々大田原赤十字病院として、1949年(昭和24年)に日本医療団からの移管により開院し、以降60年以上地域の中核的医療機関として、その使命を果たしてきました。その後、近年の医学の進歩による医療の高度化・専門化の進展に対応するため、地域住民の皆様に最新の医療・質の高い医療を提供することを目的に、2012年7月(平成24年)に現在地へ新築移転し、名称を那須赤十字病院へと変更しました。

 当院は、20床の緩和ケア病棟・救急病棟/ICU(計30床)・ヘリポートを有する10階建ての免震構造を持ち、診療体制の整備、医療教育、高機能医療機器の整備を行い、県北唯一の救命救急センターとして常時24時間体制で運営しております。また、災害拠点病院として、災害発生時には救護班を派遣し、傷病者を受け入れる態勢を整えております。最近では熊本地震に災害救護活動の支援に出動しております。近年、がん患者も増加しており、当院は県北唯一の地域がん診療連携拠点病院として、手術・放射線療法・化学療法を効果的に組み合わせた集学的治療を行っております。また、がん患者の就労支援として、当院は県内でいち早く社会保険労務士によるがん患者の就労の相談を行っており、加えて平成29年4月よりハローワークとの連携もはじまり、より充実した支援が可能になると考えます。

 21世紀はさらなる超高齢化社会を迎えることが予想されます。医学・医療に対する最近の社会的ニーズに対しては、疾病の治療(cure)だけでなく、人が健康で幸せな一生を送るための、ケア(care)を重視することが必要となります。医療に加え福祉まで見据えた取り組みが求められており、慢性期や在宅などとの連携も、今後より一層充実強化してまいります。現在、当院では入院中の転倒・転落など医療安全対策の推進や、年齢を考慮した可能な限り低侵襲な治療も行っております。さらに、院内では緩和ケア、リハビリ、栄養サポート、褥瘡対策、感染対策など、さまざまな職種とのチーム医療を強化し、また、地域の医療機関と連携して、救急医療・がん診療・周産期医療・感染症対策・予防医学・生活習慣病対策のさらなる充実に取り組んでおります。

 今後とも質の高い、安心安全な医療を提供していくために、職員一人ひとりが自己研鑽に努めてまいります。地域住民の皆様のニーズにお応えし、信頼される病院であり続けるよう邁進努力していく所存ですので、引き続きご理解とご支援を宜しくお願い申し上げます。

院長 白石 悟