認定看護師について

那須赤十字病院 認定看護師会の紹介

特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて、水準の高い看護実践のできる認定看護師は、看護現場における看護ケアの広がりと質の向上を図ることを目的として活動しています。

平成20年4月、認定看護師会が看護部内に組織されました。定例会は2ヶ月に1回、ディスカッションを行っています。認定看護師教育課程の修了したばかりの看護師から2度目の更新を向かえる看護師までおり、情報交換をしたり各分野の活動を推進していくために相互扶助を行ったりしています。

当院は、平成24年10月現在、感染管理、集中ケア、皮膚・排泄ケア、がん化学療法看護、小児救急看護、透析看護、糖尿病看護、救急看護、新生児集中ケアの9分野において13名の認定看護師がいます。

それぞれの活動や抱負をご紹介します・・・。

感染管理認定看護師:仲澤 恵

2001年に資格を取得しました。毎週ICTラウンドを行い、現場での感染防止策を確認したり、教育や指導を行ったりしています。ICT活動はチーム医療の先駆けであると思います。ICNは多職種との調整を図りリーダーシップを発揮していくことが期待されています。医療関連感染を低減するという目的をひとつにして、他職種の専門家と共に活動することで「手ごたえ」や、感染上の問題解決に至った時の「感染管理活動の醍醐味」は達成感やモチベーションの向上にも繋がっています。

感染管理認定看護師:藤田 明美

2012年から手術室勤務となりました。週1回のラウンドを継続し、手術室での感染対策を行っています。

集中ケア認定看護師:福西 由貴子

私は、認定を取得してから、6年が経過しようとしています。取得直後は、自分の役割や、何ができるかわからず、手探りの状態で活動を行ってきました。しかし、現在では、ICU内での活動をはじめ、RST、NSTと院内を横断的に活動できるようになりました。今後とも、自己研鑽を積み、さらに患者さんの早期回復に手助けできるようにしていきたいと思います。

皮膚・排泄ケア認定看護師:川上 小百合

2006年に資格を取得しました。医師や多職種と協働して、手術創や褥瘡(床ずれ)などの治癒環境を整えるためのケア、ストーマケアや便尿失禁による皮膚障害に対する予防・治療的ケアに関する院内での横断的な活動(実践・指導・相談)に関わっています。また、地域の医療施設等からの依頼により、スキンケアや褥瘡ケア・ストーマケアに関する学習会への参加なども行っています。

がん化学療法看護認定看護師:福島 慶子

2008年度に資格取得をし、4年目を迎えました。現在は、外来化学療法室で勤務をしています。数年前に比べると治療を受ける患者さんの増加、治療の向上とともに複雑化が進行しています。まずは第一に患者さんが安全に抗がん剤の投与が出来るように心がけています。また、副作用予防・出現後の対策・心理的社会的支援など個々に合わせた対応・活動をしています。院内の多様な問題にも対応をしていきたいと思います。

がん化学療法看護認定看護師:郡司 洋美

2010年に認定看護師教育課程を修了し、現在は、外来化学療法室に勤務しています。5月に行われる認定審査試験合格に向け、地道に努力をしています。日々の関わりの中で化学療法を行う患者さんが治療を納得して、そして安全に、少しでも苦痛が少なく治療を受けることができるよう支援することを心がけています。そして医師や薬剤師など他職種とも連携を取り、患者さんや家族のケアを行っていきたいと思っています。

小児救急看護認定看護師:野澤 美枝子

私は、大半が一次救急の患児が占める救急外来にて緊急度の高い患児を見極めるトリアージ、救急救命処置を含めた適切なケアの提供、 育児指導、虐待の早期発見・予防を行っています。大切にしているのは、医療の中の子どもの権利です。私は救急外来で一分間プレパレーションを行っています。 これは子どもの発達段階を考慮し短時間で処置の内容を説明し、子どもの頑張るカを信じ子どもが頑張ったと思える関わりを行うことです。 子どもが病院を怖いところとイメージするのではなく、自分が頑張れる場所・成長できた場所と思ってもらえる関わりを持つように心掛けています。

透析看護認定看護師:飯村 中二

血液透析を始め、血漿交換、ビリルビン吸着、薬物吸着、エンドトキシン吸着などに取り組んでいます。維持透析患者さんとの関わりを通じて、療養生活で困っていることなど相談にのれる様にしています。また、スタッフへの教育も大きな役割です。勉強会やケースレポートなど計画を立てて実践しています。糖尿病教室では、糖尿病腎症を担当し合併症予防に努めています。腎機能障害が認められる患者さんに対しては、外来での関わりを通して、腎不全状態からなるべく透析に至らないように、日常生活の過ごし方など具体的な指導を行っています。

糖尿病看護認定看護師:相馬 幸子

糖尿病患者さんとの関わりで、やる気が感じられない、何度指導しても食事療法を守れないなど困った経験があるのではないでしょうか。実はそんな患者さんもじっくり話を聴いてみると、1人で悩んでいたり自分なりにやってはいるのだけれど今の自分に合った方法を見つけられず血糖値の改善に繋がらない方が沢山いらっしゃいます。患者さんの言葉で患者さんを理解し、その患者さんに合った療養行動を一緒に考えていく。そう心に留め院内を横断的に糖尿病療養援助に励んでいます。

糖尿病看護認定看護師:磯 みゆき

平成25年度から内科外来所属となり、糖尿病看護における療養支援を行なっています。院内活動として、医師や管理栄養士、検査技師、薬剤師など他職種の方々と連携し糖尿病教室を開催しています。また、少しずつですが、入院されている患者さんにも療養支援を行っています。

現在は、国民の5人に一人は、糖尿病または糖尿病予備軍であることが2012年厚生労働省の調査で明らかになっています。年々増え続ける患者さんに対し、少しでも合併症の進行を遅らせ、その人らしい人生が送れるよう専門知識と技術をもって関わっていくことが課題と考えています。その中で大切にしていきたいことは、患者さんやご家族の歩んできた軌跡を理解すること。そして、患者さんその人が、大事にしていることを大切にし、人生に喜びや楽しみを感じながら過ごすことが出来るように、他職種の方々と連携を図りながら療養支援を行っていきたいと思います。

認定看護師となって3年が過ぎようとしています。資格取得後は、救急救命センターで専門的な知識と技術、根拠に基づく看護の実践を行ない、スタッフの実践モデルとして活動しています。救急の現場は、時として切迫した状況になり、慌ただしくなります。そんなときこそ、自分が冷静になり現場をまとめ、患者とその家族に対し思いやりの心で対応して、最善の医療の提供ができるよう日々努めていきたいと思います。

新生児集中ケア認定看護師:松本 麻依

私は2012年に、新生児集中ケア認定看護師の資格を取得しました。自身の出産や育児の体験を通して、赤ちゃんの生命力と親子の絆を実感したことがきっかけとなり、新生児看護をより深く学び、実践に生かしたいという思いで志しました。すべての赤ちゃんの行動には意味があります。児ひとりひとりを尊重し、心地よく安定した環境の提供を成熟に合ったペースで継続させていくことや、未熟性や特殊性を考慮しながら成長・発達を見守り促していくことを念頭に置きながら看護しております。そのためには、赤ちゃんの要求を理解することが重要であり、適切な判断のもと、個別的な時間・空間等を配慮しているか確認しながら進めています。また、親子間の愛着形成に向けたサポートを、医療スタッフと共に大切にしながら、日々赤ちゃんと向き合っています。

認知症看護認定看護師:黒崎 頼子

平成24年度認定看護師教育課程認知症看護コースを終了し、7月に認知症看護認定看護師の資格を取得しました。認知症は脳の老化現象の一つともいわれ、完全に予防することや完治するための治療法が確立していません。日本は超高齢化社会に突入し認知症発症率も増加の一途をたどっているという現状を踏まえ、私は認知症看護認定看護師として認知症症状のある患者・家族に対して専門的知識を駆使してケアを実践し、認知症患者の意思を汲み取り、能力を最大限に発揮できるよう支援していきたいと思っております。そして地域社会と協働し、地域に根ざしたより質の高い生活が送れるよう貢献していきたいと思います。

認知症看護認定看護師:白井 愛海

2012年に認知症看護認定看護師教育課程を修了しました。現在は、混合外科病棟に勤務し、培った知識を臨床の現実のなかで最大限活かすべく日々実践し、今後の役割を模索し、努力する毎日です。不安と混乱のなかにある認知症の患者さんとご家族の代弁者となり、その尊厳や必要な医療を受ける権利を守ります。また、認知症やせん妄の患者さんの看護について、基本的知識が広く浸透するよう、役割を果たしていきたいと考えています。

緩和ケア認定看護師:立川 奈津子

2013年当院では緩和ケア病棟が開設されました。私は現在緩和ケア認定看護師となり、病棟での実践を中心に、スタッフの教育を行っています。常に患者さんとご家族のそばに寄り添い、自己決定を支えることを心がけケアに携わっています。また、命を支えているスタッフの支えになることも活動の一つと考えています。他に緩和ケアチームの活動として、リンクナースの教育を行い、一般病棟でリンクナースが緩和ケアの知識を広め、患者さんのQOLが少しでも拡大していけるようにしたいと考えています。